ストレスとうつ病の解説書

うつ病の精神的な症状

ストレス社会の現代ではうつ病を発症する人が増えてきました。うつ病はいまや、特定の人がかかる精神的な病ではなく、だれでも強いストレスを感じたり、ホルモンバランスが崩れたりした時になりうる病気です。

 

さまざまな理由からうつ病になってしまいますが、その病になると、まず不安の症状が出てきます。たとえば、仕事のストレスが原因でうつ病になった場合、仕事の内容や仕事の人間関係について不安でたまらなくなり、いてもたってもいられないけれども、何かしたいという意欲の低下があるので、結局仕事ができない状態になってしまいます。

 

また意欲が低下している状態ですから、仕事など段取りを組むことも難しくなってきます。ですから、そのような状態にある人に対して「がんばれ!」とか「なんでも気の持ちようだ!」とかいう言葉をかけても逆効果で、優しい言葉をかけたりそっとしておいてあげたりするほうがよいでしょう。

 

というのも、うつ病を患っている人たちは、自分の限界を超えて無理をしてしまったからこそ、そのような状態になってしまったのであり、それ以上がんばることは到底無理だからです。それを理解していない人から見ると、ただの怠け者に映るかもしれませんが、うつ病は本当に大変な病気です。自分がこれまでしたいという熱意を持っていたことでさえもできなくなるほど、心も身体も衰弱してしまうからです。

 

今までいろんなことを真面目に几帳面にコツコツとこなしてきて、何の問題もなかった人が、ある日突然何もする元気がなくなってしまうのです。そして不安にさいなまれ、意欲の低下がみられ、段取りもできなくなってしまうのです。

 

人と接することもしんどくなるので、特定の信頼できる人以外とは会いたくなくなったりすることもあるでしょう。もし自分が、うつ病の方にとって信頼のできる人であれば、そばにいてあげましょう。しかし、そうでなければ、ただ見守りそっとしておいてあげるのがよいでしょう。